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凸版印刷、「トッパン・スポーツサイエンスラボ」開設

凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、 代表取締役社長:麿 秀晴、 以下 凸版印刷)は、 スポーツを通じた運動能力向上/健康増進を目指す、 企業/団体との共創空間「トッパン・スポーツサイエンスラボ」を2021年10月29日(金)に開設します。

「トッパン・スポーツサイエンスラボ」では、 アスリートの動作解析データを基にした、 世界初の「スポーツ動作の標準動作によるループ型動作トレーニングシステム(以下 ループ型動作トレーニングシステム)」が導入されています。 ループ型動作トレーニングシステムは2020年に学校法人日本体育大学(所在地:東京都世田谷区、 学長:石井 隆憲、 以下 日本体育大学)と凸版印刷が共同研究/開発をしたシステムです。
「トッパン・スポーツサイエンスラボ」は、 様々な企業/団体と共創していくことで、 運動能力の向上/健康長寿社会実現を目指します。

トッパン・スポーツサイエンスラボ ⒸTOPPAN INC.

トッパン・スポーツサイエンスラボ ⒸTOPPAN INC.

■ 開設の背景
スポーツにおいては、 専門知識に裏付けられた正しい動作トレーニングが上達/怪我防止/選手寿命の延長に必要不可欠とされています。 しかし、 近年学校現場では、 競技ニーズの多様化による教員の負担増加や、 スポーツ指導資格を保有していない教員も多く、 質の高い指導が受けられないことが課題となっています。
このような中で凸版印刷は、 従来培ってきた高精細な画像データ処理技術や、 形状を正確にデジタル化する計測技術を始めとした、 先端表現技術を活用し、 日本体育大学と共同で「ループ型動作トレーニングシステム」を開発しました。 本システムは、 複数のアスリートをモーションキャプチャし、 動きを規格化/平均化した「標準動作モデル」を作成。 「標準動作モデル」と運動者の動きを比較し、 改善点を抽出/可視化するシステムです。 「標準動作モデル」をお手本にすることで、 今までにない効率的な動作向上の成果が期待できます。
今回、 本システムを活用した新たなトレーニングサービスを生み出す共創の場として、 「トッパン・スポーツサイエンスラボ」を開設しました。

■ 「トッパン・スポーツサイエンスラボ」の役割/機能
1. 様々な「標準動作モデル」を集めた「マスターモーションライブラリ」の構築
あらゆるシーンでの「人の動き」に関する研究を推進するための施設として「トッパン・スポーツサイエンスラボ」を活用。 計測/分析データのライブラリー化を進め、 「マスターモーションライブラリ」を構築します。 まずは日本体育大学と連携し、 主要スポーツを中心に(例えば、 野球/バスケットボール/テニス/陸上など)の「標準動作モデル」を作成。 部活動をはじめとする教育現場に展開ができるサービスの創出を目指します。

ゴルフの標準動作モデル ⒸTOPPAN INC.

2. 「ループ型動作トレーニングシステム」を活用した様々なトレーニングサービスの創出
「マスターモーションライブラリ」を最大限に活用し、 様々なスポーツをターゲットにしたループ型動作トレーニングシステムの開発を推進。 レッスン現場/教育現場/オンライントレーニングなど用途に合わせた環境を構築し、 様々な企業/団体と共創しながら市場投入を目指します。

2. 「ループ型動作トレーニングシステム」を活用した様々なトレーニングサービスの創出
「マスターモーションライブラリ」を最大限に活用し、 様々なスポーツをターゲットにしたループ型動作トレーニングシステムの開発を推進。 レッスン現場/教育現場/オンライントレーニングなど用途に合わせた環境を構築し、 様々な企業/団体と共創しながら市場投入を目指します。

3. 次世代動作センシング環境の構築
システムの核となる「標準動作モデル」を構築するためのモーションキャプチャを、 一般的なマーカー型ではなく、 マーカーレスでセンシングができる環境を構築。 より自然な環境で動作取得を行うことが可能になります。

■ 「トッパン・スポーツサイエンスラボ」概要
・名称: トッパン・スポーツサイエンスラボ
・所在地: 東京都台東区1丁目5-1
・フロア面積: 120平方メートル
・設備:
1.  ループ型動作トレーニングシステム 「ゴルフモデル」
ループ型動作トレーニングシステムのゴルフモデル/ゴルフ弾道計測器
上記2つの仕組みを用いて、 ゴルフのスイング動作センシングと弾道計測を実施。

2.  スポーツパフォーマンス分析
マーカーレスモーションキャプチャシステム/フィンガートラッキングシステム/ボールやシューズなどのセンシングシステムによる動作の計測と動作分析を実施。

3.  スポーツ戦術解析システム「卓球モデル」
卓球台全体をトラッキングしたセンシングシステムによるボールの軌跡/スピン量の計測を実施。

■  今後の目標
凸版印刷は、 「トッパン・スポーツサイエンスラボ」を、 様々な企業/団体/大学等の教育機関との共創の場と位置付け、 新たな運動能力向上に資するサービスの開発を進めます。 同時に、 教育機関/スポーツクラブ/スポーツチーム/スポーツ用品メーカーへ向けて、 「ループ型動作トレーニングシステム」「マスターモーションライブラリ」の提供も進めていきます。
凸版印刷は健康長寿社会の実現を目指して、 「ループ型動作トレーニングシステム」を基にしたサービスで2023年度に20億円の売上を目指します。

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。 その後予告なしに変更されることがあります。

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