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【青少年の「好きなスポーツ選手」2021】大谷翔平(野球)が前回調査に続き第1位

【青少年の 「好きなスポーツ選手」 2021】 大谷翔平(野球)が前回調査に続き第1位
2位 羽生結弦、3位 大坂なおみ。桃田賢斗と池江璃花子が初の上位に。

「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進する公益財団法人笹川スポーツ財団(所在地:東京都港区赤坂 理事長:渡邉一利)は、 2年ごとにわが国の幼児から青少年までを対象に、 スポーツの「実施頻度」や「実施時間」、「運動強度」などを調査し、 現状を明らかにしてきました(子ども・青少年のスポーツライフに関する調査)。
最新の調査は2021年6~7月に実施。 青少年(12~21歳)の「好きなスポーツ選手」調査結果で、 1位が大谷翔平、 2位が羽生結弦、 3位が大坂なおみであることが分かりました(図表1)。 1位の大谷翔平は前回調査(2019年)に続き1位で、 2位と9.4ポイント差となっています。
これらの調査結果を含む『子ども・青少年のスポーツライフ・データ2021』は、 2022年3月に刊行予定です。

▼公式サイト
https://www.ssf.or.jp/thinktank/sports_life/data/favorite_athlete_youth.html
12~21歳(中学生~大学生世代)の好きなスポーツ選手2021

図表1:12~21歳(中学生~大学生世代)の好きなスポーツ選手2021(全体・性別:上位5位)

資料:笹川スポーツ財団「12歳~21歳のスポーツライフ関する調査2021」

担当者コメント
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、 現地で直接観戦できる機会が少ない時期の調査であったが、 好きなスポーツ選手には合計293名の名前が挙げられた。
なかでも、 メジャーリーグベースボール(MLB)ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は2位と9.4ポイント差をつけ1位となった。 2021年6月、 7月のアメリカン・リーグ月間最優秀選手(MVP)の受賞や、 日本人選手シーズン最多本塁打など今シーズンの活躍ぶりが調査結果に反映されたと考えられる。 全体の上位4選手は2019年調査から変化はなく、 世界で継続的に活躍している選手の名前が挙がっている。
性別にみると2~4位の選手は男女で異なり、 男子は全員男性選手だが、 女子では女性選手がランクインし種目にも違いがみられる。 学校期別の結果は、 大谷翔平がいずれも1位であり、 性別や年齢に関係なく今シーズンの活躍ぶりが注目されている。
【笹川スポーツ財団 スポーツ政策研究所 政策オフィサー 鈴木 貴大】

主な調査結果

1.12~21歳の好きなスポーツ選手・経年変化(2017~2021年)
12~21歳の好きなスポーツ選手は「大谷翔平」が、 2位と9.4ポイント差をつけ1位となった(図表2)。 大谷翔平は大リーグの新人王を受賞した2018年以降、 打者に専念したシーズンもあったものの、 今シーズンは投打で好成績を収め、 ベーブ・ルース以来の二刀流の活躍は、 全米、 日本のみならず世界中から大きな注目を浴びた。
2017年から3調査連続2位の「羽生結弦」は、 2021年に世界フィギュアスケート選手権で3位となるなど継続して活躍している。 2019年から3位に上がった「大坂なおみ」は、 2020年全米オープン優勝や2021年全豪オープン優勝など引き続き優秀な成績を収めており、 今回の調査でも3位を維持している。 上位4選手に2019年から変化はみられないものの、 前回調査まで10位圏外だった「桃田賢斗」と「池江璃花子」がそれぞれ5位と6位にランクインした。

図表2:好きなスポーツ選手の年次推移(2017年~2021年)12~21歳(中学生~大学生年代)

資料:笹川スポーツ財団「12~21歳のスポーツライフ関する調査」(2017~2021)

2.学校期別の好きなスポーツ選手
学校期別にみると「大谷翔平」が中学校期12.5%、 高校期12.2%、 大学期11.6%、 勤労者18.9%といずれの学校期においても1位であり、 高い人気を示した(図表3)。 中学校期では「坂本勇人」と「大坂なおみ」(4.2%)、 高校期では「大坂なおみ」(4.7%)、 大学期では「羽生結弦」(7.4%)、 勤労者では「錦織圭」「羽生結弦」「山川穂高」(3.3%)が2位で続いた。

図表3:学校期別の好きなスポーツ選手 12~21歳(中学生~大学生年代)

資料:笹川スポーツ財団「12~21歳のスポーツライフ関する調査2021」

調査概要
【調査内容】
運動・スポーツ実施状況、 運動・スポーツ施設、 スポーツクラブ・運動部、 運動・スポーツへの意識、 スポーツ観戦、 好きなスポーツ選手、 スポーツボランティア、 日常生活における身体活動、 生活習慣・健康 他
【調査対象】
全国の市区町村に在住する12~21歳の男女3,000人
【調査方法】
訪問留置法による質問紙調査
【地点数】
225地点(大都市61地点、 人口10万人以上の市96地点、 人口10万人未満の市50地点、 町村18地点)
【調査時期】
2021年6月26日~7月22日
【回収数】
1,663(55.4%)

【SSFスポーツライフ調査委員会】
委員長 高峰 修 (明治大学 政治経済学部 教授)
委員 青野 博 (公益財団法人 日本スポーツ協会 スポーツ科学研究室 室長代理)
委員 大勝 志津穂 (愛知東邦大学 人間健康学部 教授)
委員 甲斐 裕子 (公益財団法人 明治安田厚生事業団 体力医学研究所 上席研究員)
委員 鎌田 真光 (東京大学大学院 医学系研究科 講師)
委員 佐々木 玲子 (慶応義塾大学 体育研究所 教授)
委員 澤井 和彦 (明治大学 商学部 准教授)
委員 野井 真吾 (日本体育大学 体育学部 教授)
委員 横田 匡俊 (日本体育大学 スポーツマネジメント学部 准教授)
委員 吉田 智彦 (笹川スポーツ財団 研究調査グループ シニア政策ディレクター)

笹川スポーツ財団について
公益財団法人 笹川スポーツ財団は、 「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進するスポーツ分野専門のシンクタンクです。 国、 自治体のスポーツ政策に対する提言策定や、 スポーツ振興に関する研究調査、 データの収集・分析・発信を行い、 「スポーツ・フォー・エブリワン社会」の実現を目指します。

■公益財団法人 笹川スポーツ財団
名称 : 公益財団法人 笹川スポーツ財団
代表者 : 理事長 渡邉 一利
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル3階
設立 : 1991年3月
目的 : スポーツ・フォー・エブリワンの推進
事業内容:
・生涯スポーツ振興のための研究調査
・生涯スポーツ振興機関との連携事業
・生涯スポーツ振興のための広報活動
URL : https://www.ssf.or.jp/

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